導電率計 M4900Cの画像

導電率計 M4900C

使いやすさを追求したシンプルな操作
±0.5% I.A.C.Sの高精度

測定範囲:12%~110%(I.A.C.S.)
精度:±0.5% I.A.C.S
分解能:0.1%(I.A.C.S.)
機能:温度補正
電源:バッテリー(12時間動作)

M4900Cは、アルミニウム合金や鍛造品や鋳造品、小物部品などの導電率測定に最適な高性能導電率計です。

幅広い測定範囲(12~110% I.A.C.S)と、高い精度(0.5% I.A.C.S)を両立、また使い易さを追求したシンプルな操作は、初めて操作される方も、すぐに使用することができます。
温度変化による誤差を補正する温度補正機能により、様々な環境でも信頼性の高い測定を実現します。

M4900Cは、ポータブルタイプの高性能な導電率計です。

用途

用途の画像
  • 導電率の測定
  • 材料判別(非鉄金属と合金の判別)
  • 合金材料の評価
  • 熱処理・硬度の評価
  • 航空機の表面および構造物に対する熱によるダメージの検知
  • アルミニウム合金の経年チェック

特徴

  • 幅広い測定範囲(12~110% I.A.C.S)と、高い精度(0.5% I.A.C.S)
  • 持ち運びに優れたハンディータイプ
  • 分かり易い操作
  • 温度補正機能

動画・簡易取扱説明書

導電率計M4900Cの紹介

簡易取扱説明書 M4900Cの画像

オプション

導電率試験片 5個セット

試験片寸法:約30×30×6mm(縦×横×高さ)
IACS%を次より5つ選択してください:23、30、37、48、59.8、100%
(※IACS%は目安です。実際とは若干異なります。)

メーカー事情により以下の木箱は廃止され、代わりに簡易ケースが付属します。

導電率試験片 5個セット

導電率試験片 5個セット

ボーイング規格準拠 Boeing BAC 5651(B) Type II Requirements

販売を終了しました。

ボーイング規格準拠 導電率試験片 5個セット

導電率試験片 単品

試験片寸法:約30×30×6mm(縦×横×高さ)
IACS%を次より選択してください:23、30、37、48、59.8、100%
(※IACS%は目安です。実際とは若干異なります。)

導電率試験片 単品

仕様

寸法 172×95×70mm
重量 約1.1kg
測定範囲 12%~110%(I.A.C.S.)
精度 ±0.5% I.A.C.S
分解能 0.1%(I.A.C.S.)
電源 NiCdバッテリー(約12時間)
プローブ M216Cプローブ(直径:11mm、ケーブル長さ:107mm)
ディスプレイ デジタル4桁
その他機能 温度補正
用途 導電率の測定、材料判別(非鉄金属と合金の判別)、合金材料の評価、熱処理・硬度の評価
航空機の表面および構造物に対する熱によるダメージの検知、アルミニウム合金の経年チェック
付属品 プローブ、バッテリーチャージャー、キャリングケース、取扱説明書(和文)、校正書類

測定可能な材質・形状および測定時の注意

材質 アルミや銅、銀などの非磁性材のみ測定が可能です。鉄などの磁性材や、ステンレスやチタンは測定できません。
形状 測定には、直径30mm以上の平面と、5mm上の厚みが必要です。5mm以下でも1.5mm以上の厚みがあれば測定が可能ですが、精度が悪化する可能性があります。
測定時の注意 プローブの周囲10mm以内に他の金属物が近づいたり、測定物に形状の変化が有ると、誤差の原因となります。プローブは測定物に垂直に当ててください。測定物とプローブの間が、浮き上がったりしていると、測定精度が悪化してしまいます。

各種金属材料の導電率

金属名 導電率
(%IACS)
抵抗率
ρ×10-8(Ω・m)
銀(47) 108.4 1.59
銅(29) 75.0~107.8 1.6~2.3
金(79) 73.4 2.35
アルミ7075-T0 45.4~47.9 3.6~3.8
アルミ7075-T3 37.5~42.1 4.1~4.6
ジュラルミン 31.3~50.7 3.4~5.5
黄銅 24.6~43.1 4~7
マグネシウム(12) 38.7 4.45
アルミ7075-T6 27.8~31.9 5.4~6.2
亜鉛(30) 29.1 5.92
コバルト(27) 27.6 6.24
ニッケル(28) 25.2 6.84
リン青銅 10.1~26.5 6.5~17
リチウム(3) 20.2 8.55
白金(78) 16.3 10.6
パラジウム(46) 16 10.8
スズ(50) 15 11.5
クロム(24) 13.4 12.9

※抵抗率/導電率は20℃における値で、素材の組成や文献資料により若干の違いがあります。